どうもメガネです。
今日は風俗コンサル及びスタッフ目線としてのお話です
そもそも風俗のコンサルってなんです?って話をよくされるのですが
企業などのクライアントに解決策を示してその発展を助ける業務を行うことである。
- 風俗を新規開店
- 開店したけど売上が伸び悩んでいる
- 解決策を促して売上を伸ばす仕事
名前は大層ですが自らの経験がものをいう仕事ですね。
こういった仕事をしているとコンサル後に成功した会社から紹介という形でお店を紹介されることがあります。
今回紹介されたお店が抱える問題は…
人手不足=女性不足
今回のコンサルでお話をした店舗は東海エリア。地方かつ名古屋程賑わっている場所ではないので確かに女性の確保が難しいエリアではありました。
これまでどうやって女性を確保してきたのか?という質問に対しては
- 女性からの紹介
- 求人サイトからの応募
- スカウトからの紹介
という順番がメインの女性確保でこれまで回してきていましたが、頼みの綱であった「女性からの紹介」が少なくなるにつれ徐々に出勤人数が落ち、平均出勤員数が平均20名から10名に落ちてきたとのことでした。
そもそもなぜこのような結果になったかの原因が店舗運営自体にあったのですが、店舗希望を聞いてみると…
女性確保はスカウトメイン
常に安定供給希望
…という店舗の考えが見えてきました。
スカウトを使う場合のメリットやデメリットを考えた上での結論とのことだったのですが、スカウトを浸かって女性確保をする本質を見抜けているか?とのことで、まずはスカウトとはなんぞや?ということを店舗に問うことにしました。
スカウトとは?
優秀な人材の勧誘や引き抜き行為を指します。
●芸能スカウト
道端でルックスが秀でている人を勧誘して、自社の会社で芸能人デビューをさせる。
●風俗スカウト
道端でルックスが秀でている人を勧誘して、風俗店に斡旋して紹介料をもらう。ほぼ同じ意味合いに思えるこのスカウト行為ですが、残念ながら…
風俗スカウトは犯罪行為になります
すごく簡単に書きますと…
- 性風俗産業に職業を斡旋すること自体が罪
- そもそも国に認められていないからダメ!
認められていない行為だから犯罪になります!という至極簡単な理論
闇金融やスカウト行為も基本はグレー以上ブラックな仕事ではあるものの、会社を設立し経営しているところも沢山あります。世間的にはアウトといわれる業種なのに、なぜこんなに参入している会社が多いの?と言われれば…答えは簡単ですね
めっちゃ儲かるから
スカウトマンが好むお店
スカウトマンを志す男性と風俗店で働く男性はよく似ています。
- 金を稼ぎたい
- 女にモテたい
- いい車いい女
このように自分の欲求に忠実な男性が短絡的な理由で夜の世界に入るパターンが多いです。
若いうちに大金を稼げるてっとり早い仕事でもありますし、担当した女の子が単体AVなんて出た日には一気に●00万円くらいの歩合が入ってきたりします。
そうじゃなくても、コンスタントに風俗で働ける女性を10人前後確保しているスカウトマンなら…
月収100万以上は
余裕で稼いでいる人が多い業界
注意
反面稼いでいない人は月5万もいかない厳しい業界でもあります。片手間で働けるほど簡単な仕事ではなく、拘束時間も長い厳しい労働環境なので短期決戦で稼ぐか、後の経営資金など考えないと厳しいところがあります
大金を稼ぎたいスカウトマンが多いからこそ、女性を連れていくお店には必ず特徴があります。
- 調子がいい店
- 保証を出す店
- 懇意にしている店
なぜこういった店舗に女性が集中するのかと言えば…
- 紹介した女性が稼げる
- 女性が稼げる=自分に入る歩合も増える
- 勝手の自分の給料が増えていく
こういった図式が完成するので逆verも勿論あります。
- 開業したデリヘル店
- 来客が少ない弱小店舗
- 女性の稼ぎが薄そうな店舗
こういった店舗に自分の給料の発生源である女性を連れて…
行かないですよね?
こういった状況より貴重な収入源の女性はスカウトマンは連れて行きません。そういう意味でスカウトマンがこぞって連れてくるお店は
風俗として成功しているお店
そして、店舗側も求人サイトなどで女性を確保出来ないのであれば、女性を安定的に供給してくれるスカウトマンに頼りたくなる…という理屈は至極当然のことだと思います。
…というのはあまりにも危険な道であり、ここを辞めない限り店舗の繁栄は二度ありません。 それにはこんな理由がありますスカウトマンメインの
女性確保
スカウトバックによる経営圧迫
仮に日本からスカウトマンが撲滅するのであれば、求人サイトに広告費をぶっ込めば済む話ですが、今の現状は…
スカウトマンへの支払
+
求人媒体への支払
こういった求人に対する費用が重なることは店舗側としてはマイナスであり、利益が大きいグループ店でない限り長続きしません。
ピンとこないかもしれませんので少し例題を出してみましょう。
60分20000円のお店で、女性の給料が60分10000円だとします。この女性が30日間で100人のお客様を相手をした場合
- A社:スカウト無しの場合の利益
- B社:スカウト有りの場合の利益
A社 | B社 | |
女性の給与 | 1,000,000円 | 1,000,000円 |
スカウトバック | 0円 | -200,000円 |
スカウト顧問料 | 0円 | -50,000円 |
利 益 | 1,000,000円 | 750,000円 |
同じ女性が入店していても…
これだけ利益の差が出てきます
スカウト依存での失敗例
ネットでは成功体験はよく見ますが失敗体験はなかなか見つかりません。失敗から学び二度と同じ過ちを繰り返さないことが大切です。
①最初は成功した
この会社は15年に出来た会社でマンションのポストにチラシを投函することから始まりました。
当時の風俗という仕事は…
馬鹿でも女性がいれば成功する
…と言われた風俗全盛期の時代です。この会社も雑誌や新聞をうまく使いながら着々と業績が伸びていきました。
②10年前に風俗業界に逆風が吹き荒れた
マンションへのチラシ投稿が違法になってしまい警察に届けている正規の風俗店に逆風が吹くな中、集客のメインは風俗雑誌に移行していき更に時代が進むと…
集客の主役はインターネット
月間売上 | 平均出勤人数/日 | |
1995年 | 60,000,000円 | 40名 |
2000年 | 70,000,000円 | 50名 |
2005年 | 40,000,000円 | 30名 |
2010年 | 10,000,000円 | 20名 |
web集客に遅れた店舗は軒並み右肩下がりで売上を落としていき、ネット整備が完了する頃には…
女性も顧客も流出してしまった
③悪い評判が早急に広がる
インターネットという広告媒体を得た顧客はこれまで知り得なかった店舗を知ることにより、一つの店舗に集中していた顧客は急激に他店に流れてしまい客離れを引き起こした。
そうなると…
- 女性も一緒にいなくなる
- スタッフも次々辞めていく
- 元の売上には戻らなくなる
こういった負の連鎖が続き、自力での売上回復が厳しいと判断した経営者はこれまで手を出してこなかったスカウト会社に女性獲得の依頼をしました。
④スカウトマンにより女性が増える
- 潤沢な資金を元手にスカウトバックを奮発
- 十数社のスカウト会社と取引
- 1日10人まで落ち込んだ出勤人数が1日30日まで回復
- これで売上が伸びると確信した経営者はより好条件の女性をもっと入店させるようにスカウト会社に発破をかけたのである
しかし…
スカウト会社はある罠を仕掛けていました
- 他店でクビになるような女性
- 質より量!内容は問わず供給数だけ上昇
- 女の子の保証条件を徐々に上げていった
- 一定数の女性入店させ顧問料を上げた
これは後からわかったことですが、常に女性が入店してくる状態に経営者は麻痺してしまい…
「女性の質」を見抜く力を
失ってしまってました
⑤破綻は徐々に近づき…
紙媒体の時代の風俗は、ルックスが平均点以上を求められることはなかった。
しかし、インターネットの復旧により顧客は格段に風俗店の情報を得られる状況になりました。
- 女性のルックス
- 女性のサービス
- 女性の性格
- 女性の仕事に対する意識
顧客自身が前もって多種多様な情報を仕入れることが出来る状態になり、女性に会う前からある程度の結果も判断出来る状況になりました。
そうすると…
サービスが平均点以上でなければ
顧客獲得が難しい
こうした部分が風俗経営を維持する最低基準なのに…
地雷(サービスが悪い)と
呼ばれる女性を多く抱えた
この結果、店舗は女性の数が増えているにも関わらず、反比例するように売上は更に落ちていくのえだる。
こうなると経営者は完全にパニック状態です。
- ドンドン増えるレベルが低い女性
- ドンドン落ちる売上
- ドンドン増えるスカウトバック
- ドンドン増える保証割れ
もう関西圏で彼の姿を見ることはないです。
風俗経営での女性確保は?
スカウトマンに頼らず…
求人サイトに絞って女性を確保する
こういった決断はどうなのだろうか?これは言葉にすると簡単だが…
実行するとかなり難しい
風俗求人が紙媒体からweb媒体に移行し、誰もが手軽に情報を共有できる時代だからこそ新しいことをするにはそれなりの覚悟と大胆な転換が必要になります。
◆広告代理店をつける
風俗の広告代理店というものは数が少ないので実力の差がハッキリ出ます。
様々の広告代理店とコンタクトを取り、自社に合った・女性にウケる求人サイトを作れる会社をみつけ、求人制作能力を高める必要があります。
求人サイトの掲載となれば毎月一定の掲載料はかかるものの、その求人サイトから1名でも入店があれば
十分ペイできる金額です
◆スカウトも完全には切らない
求人で入店が安定してきても女性が永遠に確保できる訳ではありません。安定供給元のスカウトマンとも程よいお付き合いは必要になります。
ただその比率が
A = スカウト(9): 求人(1)
B = スカウト(4): 求人(6)
だとすると手元に残る利益はBの方が圧倒的に多くなります。お店が軌道にのり顧客の数が戻ればお店から抜ける女の子も減少し人気店舗の仲間入りできます。
総括
いかがでしょうか。
すべてを伝えるにはページ数が足りない!って言うのが本音ですね~。
結局コンサルを頼んできた会社には
- 求人サイトに力を入れる
- 求人応募への正しい接し方
- 顧客の教育方法
- スカウトへの対応
こういった部分を一から見直してもらい、在籍している女性のリピート率を改善することにより売上が改善していきました。
スカウトのメリット・デメリットを理解すれば、どのように付き合っていけばお店のためになるかが少しは見えてくるかと思います。
結論を簡単にまとめると…
女性の安定供給を
一つの手法に絞るのは危険
リスクはキチント分散して、各々の長所をうまく利用する…風俗も一般社会もこの原理は一緒ってことです/speech_bubble]
コメントを残す