どうもメガネです。
社会人になるまでは毎週欠かさず週刊少年ジャンプを購入してたのですが、いつの間にか立ち読みすらしなくなった今日この頃。
昨日ワンピースの最新刊が出ていたので久々に買ってみたら…
ゲロ面白いやん
ネットでは失速した…とか色々と言われてますが、やっぱり自分の目で見て確認して判断しないとダメですね~。
本日の記事ですが少しパロディ路線です…題して
え?このロゴってテレビでよく見る…
本家をパクった風俗店のロゴ問題の法的解釈
【PR】初回利用料半額 ~桃源郷クラブ~
- 圧倒的支持力
- 圧倒的女性の層
- 圧倒的コスパ
ユーザーの『こうしてほしい』をいう欲求を遥か上を常に超えてくる…
桃源郷クラブ
【大阪25歳以上の淑女専門店】
また、あの関西風俗の異端児がやってくれました…その名の通り
初めての方は料金半額
※詳しくはコチラをクリック
そもそもパクリロゴとは?
百聞は一見にしかず…まずは見ることが大切です…
●某元お昼の番組が…
何とも興味をそそるタイトルに…
●あの有名な漫画も…
●おいおい、どこ卍解しとんねん
●現お昼の主婦の味方も…
●Sな男の心をくすぐるタイトルやないかい
という訳でネットで調べればものの1分で似たようなロゴがかなり発掘されます。
ちなみに上記に掲載している風俗店は…
現在も営業中(笑)
話のネタに一度遊んでみてはいかが?
ちなみにMナンデスの体験談あります…確かにMです(笑)
パクりに怒りを覚える人々
上記のように、元々成功している番組や商材などを意図して模倣する行為は今も昔も後を絶ちません。
こういった『パクり』に対して人々の反応は…
面白さ半分・怒り半分
自分にとって関係が無いものであればパロディとして捉えられ、一時のは話のネタとして楽しむことが出来るものの、当事者はそうはいきません。
その制作に絡む時間が長ければ長いほど、成功するまでの苦労が大変であればあるほど『パクり』に対する見方は…
ぶっ殺すぞこの野郎
と言われても仕方がありません。
それもそのはずです、苦労をせず悪意を持って模倣しているのであれば怒りを覚えられても仕方がないですよね。
このように安易にロゴをパクった場合、運営元からの通報さえあれば容易にお店が潰れるという危険性があります。 では実際にどのような流れで逮捕へと繋がるのでしょうか?
パクりロゴ問題-安易な発想-
まず風俗業界はなぜ簡単に商業用ロゴなどをパクるのか?もっとも簡単な理由が…
・法に疎い
・パクる方が楽
・インパクトがあって集客に繋がる
結論は必ず上記に結びつきます。
風俗店を新規で立ち上げようとすると…
・運がいい人:3ヶ月赤字
・普通の人 :1年間赤字
・運が悪い人:3ヶ月で閉店
ネットの力で情報開示が進んできているものの、まだまだ閉塞的な風俗業界…広告費も出せば出すほど儲かると言われているが、それが出来るのはあくまで
月500万以上の広告費が出せる大手だけ
もちろん、ブランディングやSNSの拡散、元から持っている顧客で食い繋いでいくなど生き残る方法はあるものの、風俗に携わる人間って
そういう難しいことから逃げてきた人種
が、大多数を占めるんですよね。なので…
・広告費はあまり出せない
・ブランディングも出来ない
・女性に仕事を回せる固定客もいない
・どうする…どうする…とりあえず…
インパクトのある店名で客を呼ぼう!
という思考回路になる訳です。
この考えは…
あながち間違いじゃない
というのも、僕も関西で営業しているので『Mナンデス』ってお店が出来たって言うのは風俗系の有料サイトで知りました。
ヒルナンデスからパクったんだな~という印象が最初に感じたことなのですが、不思議なことに…
脳内にはバッチリ店名インプットされるんですよ
後はお店に勤続する女性と価格帯と顧客が揃えば売上上がりますので、お店の滑り出しとしてはある意味
成功事例といっても過言ではありません
では、この成功事例を持ってコンサルティング…という訳にはいきません。というのも…こういった事例があります。
実際に起きた事件
ファミレス『デニーズ』そっくりロゴを制作
デリヘル店従業員ら逮捕
2013年5月中旬から14年6月にかけて、ファミリーレストラン『デニーズ』の登録商標をまねた商標を制作し、デリバリーヘルス店『デリーズ』のウェブサイトに掲載したとして、長野県警は2014年6月11日、不正競争防止法違反で会社役員の男2人と風俗店従業員の男の計3人を逮捕した。
県警によると、デニーズを運営するセブン&アイ・フードシステムズから長野県警佐久署に相談があり、発覚したという。
風俗店は基本は警察管轄で許可書を貰って営業しているの、経営者が逮捕となれば…
一発アウトです
苦労してお店を軌道に乗せてある程度、売上が確保出来るようになった時に…店名をパクったという事実だけで
全てが無になります
ではなぜこのロゴをパクるという行為がここまで事態を悪化させるのか見てみましょう。
パクりロゴ問題-法的解釈-
まずは、上記の逮捕事例でも記載がある
『不正競争防止法違反』について確認してみましょう。
■不正競争防止法とは
商売を営む者が公正に競争できるようにして、国民経済が健全に発展していくようにするための法律です(同法1条)
この憲法22条1項で保障されているのは…
国民の営業の自由です
なんだ、それならうちのパロディロゴも認められるんじゃね?っと一瞬期待した業者様に悲しいお知らせをします。
国がいくら営業の自由を認めてるといっても下記のような行為は認められておりません…
- 他社の有名ロゴの真似
- 他社の商品を真似た商品販売
- 他社の機密情報を盗み取る行為
こういった行為を放置してしまうと…
●真っ当な事業者側の意見
- 得られるはずだった『利益』を得られず
- 新開発のモチベーションもなくなり
- 国民経済は発展せず停滞
このように、元々の商品(今回で言えばロゴ等)を産み出した事業者に正当な利益が行くよう促すのも日本の法律で認められてことです。
●利益を侵害された事業者
・差止請求権
・損害賠償請求
という武器が与えられます。
●利益を侵害した事業者
・上記の厳罰
・刑事罰
というデメリットがロゴなどをパクった瞬間に未来永劫ついて離れません。
やったもん勝ちという意識を根絶する
ロゴ・店名酷似の問題点
さて、不正競争防止法のだいたいの意味合いはわかってもらえたと思いますが、実際に『ロゴ・店名』の酷似はどのような問題があるのでしょうか?
自分の商品やサービスの表示として他人の著名な商品やサービスの表示を使用することを「不正競争」の一つとしています
ここから推測される問題点…
著名な商品・サービスへの『タダ乗り』
ロゴや店名を真似た事業主は著名なロゴや店名を使用することによって売上を伸ばすことができます。
しかし、真似された事業主は、同じ商品・サービスであれば売り上げが減りかねないですし…ましてや
風俗関係ならイメージダウンもあり得ます
同じ商売・サービスでなくても、風俗で利用されると築き上げた信用が低下させられかねません。
なので、ロゴや店名を真似ることが『不正競争』の一つとされています。
不正競争に当たる場合
ロゴや店名を真似た場合…
5年以下の懲役
500万円以下の罰金
といった刑罰を科せられることがあります。
もし冒頭のお店も著作権を有している人が訴え出れば…それはそれで楽しい結果になるかも知れません
総括
いかがでしょうか。
風俗街で氾濫する無料案内所のパロディ広告も今回の話に照らし合わせると
アウトです
暇と時間を持て余している人はぜひぜひ、著作権を有している人に相談してみてください。面白い結果になるかもしれませんよ♪
さて、いつもとは少しテイストが違う記事なのですが、なぜこのような記事を書こうと思ったのかといわれると…恥ずかしいのですが…
友人が今度デリヘルを開業を計画しており…店名が…
PPMP
~パイパイもっとパイ~
…バカじゃねぇの。
ゴロも悪いし、流行りネタの旬が過ぎたら寒いだけ…というより訴えられたら負けるって…。
という訳で全力で阻止しました。 3月にオープン予定か…
頑張れ!友人A
お店のロゴじゃないけど、ペットボトル入りのローションとかCCレモンとかおーいお茶にしか見えないのあるけどあれはセーフなんだろうか。
元々の著作権を持っている店舗様の采配ですよね。
パロディ広告の元として集客をするのか、それとも裁判で徹底的に闘うか…。それは企業の対応次第だと思われます。
ただ、風俗店の看板・バナー・ロゴなどに使用されるとどうしてもマイナスイメージが先行してしまうので、パクるといいことはないですね。