どうもメガネです。
急遽実家に帰ることになってしまいブログ休載しておりました。明日から仕事復帰予定ですが、田舎に3日もこもるとどうにも仕事しないといけない気になってしまうので今日は過去の失敗談から学ぶ
失敗談から学ぶスカウト会社に
頼り過ぎるとマズイ理由
というお話を致します。
スカウトの話は以前『【経営者目線】スカウトマンとの付き合い方』という話をしましたが、スカウトは付き合い方次第で薬にも毒にもなります。
私の考え方は『スカウト?いらねぇ』なんですが、この業界に関わって浅い方や、新宿スワンを見た人からは
『別にスカウトいいじゃん!女の子集めてくれるし、スカウトバック払うだけでしょ?』
という話になります。
確かにご自身で求人制作が面倒で、人集めをプロ(スカウト)に任せたい方であればスカウトは積極的に活用すればいいし、スカウトが連れてくる女性を積極的に採用すべきなんですよね。
しかし、少しでも売上を上げたいと思うのであればスカウトは極力控えるべきであり、資金面以外でもスカウトを利用するとデメリットがあります。
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管理面でのデメリット
皆さん、新宿スワンという映画を見ましたか?
一応この原作の作者さんは元スカウトマンらしく、スカウトマンの業務的な流れと、裏(暴力団関係)の話が密接に書かれた作品であります。
超フィクションだけど
ただこの話見てたらわかるのですが、少なからず
女性はスカウトマンに恋をする
勿論全体ではありません。白鳥タチュヒコのように高尚な意思を持ってスカウトを行っている男性は、僕はこの業界で見たことはありません。勿論そういう人材は少なからずいるとは思いますが、100人中1人いるかいないかじゃないでしょうか?
金 > 女性
スカウトマンに共通することはあくまで『お金』です。女性にはその点を見せずに『お前の為に』と『色』を使うスカウトマンもいます。ようは『S●X』と『クスリ』です。そこまでは僕たちには関係のないところなので捕まらない程度にしてほしいのですが、少し話を戻しましょう。
ここまでスカウトマンにガッチリ固められた女性がお店に来た場合、女性の心理はこうなります。
スカウトマン > お店
最終的に頼るのはお店ではなく担当スカウトマンであり、全ての愚痴や悩みはスカウトマンに向かいます。面倒なことはスカウトマンがやってくれるからいいじゃないか?と思う人もいると思いますが、この図式だと
お店に愛着がわかない
という事態に発展します。
お店に愛着がなければサービスの質は向上しません。今日の給与があればいいから適当に仕事をして、適当に稼いで、適当に遊んで、また暇になればスカウトマンに頼って他のお店に移籍する…という女性がお店に定着しないという負の連鎖が発生します。仮にこのような女性をスカウトマンが大量にお店に連れてくると…
- 適当な接客が多数
- サービスの質が上がらないお店
- スカウト次第で在籍数も変動
スカウトマンに気を使う羽目になる
デリヘル、ホテヘル、ヘルス店を繁盛させるには
大勢のサービスの質が高い女性を揃える
大前提はこれに尽きます。むしろこれさえしておけばお店の経営は常に右肩上がりになります。では『質の高い女性』をスカウトマンが連れてきてくれるかというと…
NOです
スカウトマンが連れてくる女性で、自ら営業をしてお店の利益を上げつつ、お店の評判を上げた例など僕はこの業界にいて『1人』しか見たことありません。こちらが全く教育しなくてもなんでもできる女性なんて本当にレアな例です。こんな女性をスカウトマンが毎回連れてきてくれるのであれば
全力で土下座でもなんでもしますよ
されど、そんなこともある訳ないのですが、スカウトマンに頼りっきりのお店は『サービス内容が悪い女性』を大勢入店させられても、スカウトマンの顔色をうかがって簡単に女性を辞めさせられないという悪循環にはまることがあります。
- スカウトマンに依存
- サービスが悪い女性が全体の5割
- 在籍は増えたが顧客からの評判は悪い
- 女性を教育しても直らず
- 辞めさせたいがスカウトマンからの女性供給がなくなるのが心配で辞めさせられない
- 結果稼げず辞めていく女性が増える
- 店を立て直そうにも顧客も尽きている
こんな感じで女性にもスカウトマンにも労力を使っているにも関わらず、お店が閑古鳥が鳴いている状態…結構見受けられます。
実際あった話1
スカウトマンにはリスク管理という概念は存在しません。
法人化して会社経営しているのであれば話は別ですが、個人で活動しているスカウトマンであればなおさらです。
お店に一本の電話がかかってきましてその時はこんな感じでした
という訳で、個人スカウトマンを女性が遠路はるばる九州から関西まで来ることになりました。
単純に他店からのスパイ、個人情報流出、他店との関係良好の為の手段になります。業界自体が小さい為に隣の芝生は青く見えるから、女性を使ったスパイ活動…結構あります
さて、関西についた個人スカウトと女性ですが…何とも言えないん二人組。40代金髪パーマのコッテコテの若作りな個人スカウトと、あきらか10代で目のまわり真っ黒メイクの小汚いクソガキンチョ…。
スカウトマンはこういう事態に慣れているのか積極的に周りに話しかけ雰囲気づくりをしているが、どうにも女性側が乗り気じゃない…なんかあるな…
とりあえず身分証と履歴書を預かり、その間にお店のプロフィール項目を埋めてもらってる最中にちょこっと質問
案の定なんだけどこういうパターンよくあります。
ミテコ
「身分証明が提出出来ない子」
でした。
この子の場合は現在17歳で免許書は姉のもの、住民票に妹の名前があったので多分こっちやな~ということで未入店のまま交通費も払わず帰ってもらいました。風俗店での未成年の雇用は
マジでクソヤバイです
実刑になることは相当悪質じゃないとありませんし、罰金も大した額じゃないですが…
お店潰さなきゃいけないんです
特に同名義で多数の店舗を展開している場合は全てがオジャンになります。未成年と知らずに採用した…は通用しない厳しい世界です。
というかむしろスカウトマンよ、こんな案件持ってくるなよ(大汗)
実際にあったこと2
45歳で脱サラし、未婚、貯金2000万、退職金1000万を元手にデリヘル経営を夢見た話です。
実際に経営するエリアが大阪と風俗激戦区にも関わらず潤沢な資金を元に豪華なHPと広告費をかけまくりました。
フランチャイズの話もあったが、同元に支払う料金が高すぎるということで断念。ネームバリューが全くないので、まずはネットの更新、求人サイトの更新をしまくってとにかく電話を鳴らすことに専念。元々風俗好きということで、これまで遊んできた女性にLINEでお店開くからオープニングキャストになってくれた女性が3人ほどいたが
3日連続全員坊主(給与なし)
という壊滅的なスタートを切ることに。
この脱サラ男がなぜこのような状況でデリヘル経営をスタート出来たこと言うと
ネットでデリヘルは儲かる
という都市伝説に魅せられた結果である。確かにデリヘル経営は軌道に乗れば非常に利益が見込める業界の一つではあるものの、その軌道に乗るまでが非常に難しい
- 女性の確保
- 女性を稼ぎ続かせる顧客数
- 顧客を満足させる女性の質
- 売上アップのための女性の数
こういったものを蓄積していって売上は右方上がりになるものの、脱サラ男には手元に武器が何もなかった。
お店を開いて3ケ月になる頃にはオープニングキャストはいなくなり、運よく求人で来た女性が1日に1人か2人でお店を回している状態であった。それでも
- 家賃
- 広告費
- ドライバー費
- 広告代理店費用
こういった費用が月々消えていくため、手元にあった3000万円の費用は既に半分以下になっていた…。その時の彼の脳内はこうだったそうです
「女の子さえいれば儲かる」
「数さえ揃えば大丈夫」
「俺は一般企業で20年やってきた男だ!」
「風俗経営で失敗なんかするわけない!」
ということから、女性の知り合いのスカウトマンを紹介してもらい、スカウトバックを他店より多めに払うから優先的にお店に連れてきてくれないか?という交渉に出ました。
交渉が功をそうし、お店にには続々と女性が入店してきました。これまで2週間に1人だった新人が、1週間に5人も入ってきたので脱サラ男的には
これで億万長者だ!
これ彼の最後の名言でした。
案の定、女性を多く集めるためにスカウトマンは保証条件を必須項目として盛り込んできました。
風俗は基本働いた本数で給与を出すが、働いた時間だけ給与を出す保証契約というものがあります。例えば8時間6万円契約なら、8時間仕事0だとしてもお店が6万円自腹を切る危険な契約
本来であれば断る契約だが、女性の数の確保のために背に腹は代えられない脱サラ男はこれを承諾。将来億万長者になるための先行投資と考え、スカウトマン経由で入店した女性のほとんどに保証契約を付けました。
結果大惨敗
この時、脱サラ男に起きた現象は非常に悲しい結末でした。
- スカウトマンによって女性が増える
- ただ増えた女性は他店では地雷と呼ばれる手抜き嬢ばかり
- 働かなくてもお金を貰える女性は勿論営業などはしない
- そんな女性は勿論サービスも悪く、せっかくの顧客が離れだす
- 元々勤務していた求人の利益のある女性も辞めていく
- 女性は増えたが顧客は増えず
- スカウトマンの指示により女性が他店に徐々に移籍
- そして借金だけが手元に残った
この話ガチです
総括
いかがでしょうか。
今日の記事はかなり自由気ままに書かせて頂きました。脱サラ男ですが、その後地元の風俗店のスタッフとして基礎からしっかり学び…
今でもただの風俗スタッフです
人類皆幸せにはならないものです。
脱サラ男の場合は、まずは先にスタッフとして基礎をしっかり叩き込んで、尚且つ人脈作りをしてから開業すべきでしたね。
にしてもスカウトっていうのはなかなか扱いが難しいです。うま~~~い経営者さんとかだとスカウト専門の教育とかもあるので、今後機会があればそういう話もしていきたいですね。
さて、もう少し田舎暮らしを楽しんできます。
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